
艦船模型には2つのタイプがあります。
それが洋上モデルとフルハルモデルです。
同じ大和でも洋上モデルのキットもあれば、フルハルモデルのキットもある訳です。
- 洋上モデル⇒フルハルモデル
- フルハルモデル⇒洋上モデル
いずれの改造も非常に大掛かりかつ難易度が高いので、
艦船模型の購入前には、キットのスケールと同様に、
洋上モデルか?フルハルモデルか?を決めておく必要があります。
洋上モデルは艦船が浮かんだ状態を再現できる
洋上モデルの艦船模型は
喫水線より上部のみを再現した
艦船が海上に浮かんだ状態を模型化しています。
船底を排しているので
海面と見立てた卓上などに置くと
艦艇が海面に浮かんだ状態が再現できます。
洋上タイプの艦船模型を並べる事で
航行中の艦隊などを再現できるのでコレクションだけでなく
ジオラマにも適していることもあり
1/700スケールでは、特に高い人気を博しています。
1/700スケールの洋上タイプの艦船模型のシリーズとしては
- ウォーターラインシリーズ (タミヤ、ハセガワ、アオシマ3社協同)
- スカイウェーブシリーズ (ピットロード)
- 特シリーズ (フジミ)
などがあります。
特シリーズとスカイウェーブシリーズの一部のキットは後述の
フルハルタイプの製品も存在するので購入時に確認が必要です
フルハルモデルは船底まで再現した艦船模型の王道
フルハルモデルは
喫水線下の船底まで再現しています。
先ほどの洋上モデルとは逆に
丁度、艦艇を海面から引き上げた状態と言えそうです。
最近では1/700スケールのフルハルモデルも増えてきており
艦NEXTシリーズのようにフルハルモデルも洋上モデルも作り分けできるキットも登場しています。

上画像は艦NEXTシリーズの1/700大和ですが、船底を取り払った洋上モデルを選択して製作できるように配慮されています。
ジオラマ・コレクション性の洋上モデル。作り込めるフルハルモデル
フルハルモデルは古くから親しまれてきた模型形態なだけあって船全体を眺めて楽しめることからか
より大サイズの1/350スケールのキットが主流です。
また1/350スケールでは
一つ一つのパーツが大きくなり作り込めるので
キット自体も精密な製品が多いのも特徴です。

その一方で、
洋上モデルは1/700スケールの製品が多く、適度な大きさで並べやすく
海戦や軍港のジオラマの再現にはピッタリです。
あくまで一般論ですが
- 艦船模型をコレクションしたりジオラマ製作をしたい⇒洋上モデル
- 1隻を徹底的に作りこみたい。堂々と部屋に飾る⇒フルハルモデル
という傾向があるようです。