塗装テクニック【筆塗り編】

艦船模型を塗装する意義

「艦船模型を作るのが初めてだ」
「そもそもプラモデル自体、作ることが初めて」

という方々に対しては

「潜水艦でも何でも良いので、まずは1隻『カタチ』にしてみる」

そこからスタートした方が良いです。
 

 

ただ、そうは言っても

艦船模型キットの殆どは組み立てるだけだと、灰色一色に・・・。

もちろん、最初はそれで全然OKですが
艦船模型の組み立てに慣れて、何隻もと数が揃ってくると
ちょっと味気なく感じてしまうと思います。

そこで、登場するが塗装という訳です。
 

 

模型は塗装した方がカッコ良く見える

艦船模型を塗装する理由は単純で

  • 塗装をした方が見栄えが良くなるから。

これに尽きます。

「でも、軍艦なんて灰色一色じゃないか・・・塗装したって意味ないでしょw」

確かに日本海軍に限らず
軍艦は灰色が船体の大部分を占める状況ですが、

木製甲板

 


リノリウム甲板

 


舷灯(緑色)や救命浮票(赤と白)

他にもいろいろありますが、
艦船には灰色以外の色も使用されている事に気付かされます。

 

艦船の灰色の中でも、加えた色彩は目立つ

灰色以外の色は、船体全体の灰色に比べれば
塗装されている面積は少なく限られているのは確かです。

しかし、ご覧頂いたとおり灰色の中に僅かに「色彩」が加わるので
予想以上に目立ち、見栄えが良くなるのです。

 

灰色一色だと、変化に乏しく、のっぺりして見え、飽きてしまい勝ちですが

僅かでも変化が加わると味わい深く感じるという訳です。

 

艦船模型やプラモデルを初めて製作する方々は
最初の1隻目から塗装にトライせずともOKですが

手間が増えた分だけ効果が得られるのが
塗装という事は覚えておいて下さい。